第4章 俺もキセキを倒します!
えっと次は、クラスが1年B組。
次は、出身中学?
真琴「出身中学は書かなくても良いですよね?
俺、アメリカですし…。」
リコ「うん、任意だからね。」
真琴「…。
『任意』って何ですか…?」
リコ「へ?『任意』?
あぁ、えっと、『自分の自由で』っていう感じかなぁ。」
真琴「なるほど。」
私は書き終わった書類をリコ先輩に出し、じゃあ、と言って席を離れようとしたのだが
リコ「あ!そうだ!
大野君、ちょっと待って!」
先輩に呼び止められた。
リコ「今日の練習、20分程遅れてきなさい。
あなたがいると少しマズい事になりそうだから。」
真琴「はぁ…。わかりました…。」
なんだろう。
自分が居ちゃダメな事か…。
気になってモヤモヤしたまま、今度こそ私はそこを離れた。
その頃___
リコ「…って、帝光バスケ部出身!?」
「ええっ!?あの有名な!?
リコ「しかも今年一年ってことは『キセキの世代』の!?
うわーなんでそんな金の卵の顔忘れたんだ私!!
さっきの奴らはアメリカ帰りだし…
今年、一年本当ヤバい!?」
こんなやりとりがあったのを私は知らない。