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永遠に

第2章 幸せな時間


ピロン♪


lineが鳴る。親友の幸から。
「時間できたら電話して~ちょっと急ぎ~(^-^;」のメッセージを見て、急いで電話する。


幸:「あ、淳子?急にごめ~ん。淳子さ、キスマイのコンサート行かん?」

淳子:「キスマイ?あんまり知らんけどなぁ。あきらも居るしなぁ。気分転換に行きたいけどなぁ♪どしたん?次はキスマイなん!?」

幸:「イヤイヤ、さすがに若いやろ。うちやなくて美保よ!今、美保さんはキスマイなん!で、コンサートの申し込みをめっちゃ頑張ってんけど、行けやん日が1つ当たったらしくて、余ってるからて回って来たんよ。スタンドやし、チケット4枚あるからゆうなとあきら連れてどうかと思て」

淳子:「あきら、おっきな音大丈夫かなぁ?バスケの試合見に行った時は大丈夫やったけどなぁ~。一応、拓矢に聞いてみるわ!行けたら行きたい!」


そう話して、ひとまず電話を切った。

テレビの前でまた息子のあきらが、首を縦にフリフリしながらアニメの歌に合わせてリズムを取ってる。可愛い。

不妊治療の末、やっと授かった旦那との宝物。可愛くて仕方ない。毎日、わが息子ながら男前男前、可愛い可愛い連呼して抱きしめて幸せを感じてる。

旦那とは長く付き合って結婚したから、すぐ子どもが欲しかったけどなかなか出来ず、その分2人で旅行に行ったり、遊びに行ったり子どもが出来たらできなくなる事をしてたので、それはそれで楽しい素敵な時を過ごしてた。

あきらが無事に生まれてからは、自分の時間が全くなくなって、毎日家事と育児でバタバタ。時間ができると寝てしまってたので、元々ぽっちゃり体型だったのがよけいに痩せる予定が狂ってしまって、自己嫌悪に陥ってたりする。


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