• テキストサイズ

永遠に

第36章 永遠に…


どんなに疲れて帰っても、寝てる彼女とあきらくんに癒される…

俺は、彼女の頬にキスをした。

淳子:「ん…おかえり…」

まだ、開ききれていない目に優しくキスをする…

太:「日の出、見に行こ♪」

耳元で小さな声でそう言って、またそのまま耳元にキスをする…
くすぐったいのか、ようやく彼女が起きて来た。

淳子:「帰って来たとこやのに?」

心配そうに、俺を見る。

太:「大丈夫!全然眠くないんだ♪行こ?」

彼女は小さく笑って、用意を始めた。
あきらくんは毛布にくるんで、起きたら車で着替えさせる事にした。

シャスタも連れて車に乗り込む。

目的地に着く直前にタイミング良くあきらくんが起きた。

淳子:「太輔…ここ…」

あきらくんを着替えさせて、車の外に出た彼女が目の前の海を見て、気が付いた。

淳子:「あの時の海…?」

俺が頷いて笑うと彼女もニッコリ微笑んだ。

砂浜をシャスタと走り回るあきらくんを見ながら、静かに手を繋いで歩く。

空が白んできた…

太:「寒い?」

砂浜に並んで座ってた俺は、彼女の後ろに座り直して抱き締めた。

嬉しそうに身体を預けてくれる彼女は誕生日にあげたブレスレットを付けている。

淳子:「結婚記念日やね♪連れて来てくれてありがとう♪」

太:「うん♪これからも、プレゼントもあげるし、いろんなとこに連れてってあげる。毎日キスして抱き締めて愛してるっていうよ…だから、ずっと傍に居て…永遠に…愛してる…」

抱き締めた彼女は小さく笑ってから頬にキスをくれた。

彼女と見る朝日は晴れた青空を照らしだして、暖かくなる春の日の始まりの感じがした。









~fin~
/ 165ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp