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ブッ飛んでる設定とイケメン達のクソ甘い話

第2章 甘え猫*ロー


最近、なんかおかしい。
なんかってなにかって?
あのローがべったりして来る。それはそれは猫のように。


今だって

「…あのー首が折れる」

夜の見張りで甲板に毛布で包まれながら座っている私の頭の上に顎をのせ、後ろからホールドされてる


「じゃあこっちならいいな」

「ひゃっ⁉︎」

今度は右肩の上に乗せて来やがった

くすぐったい

「だめ、そこくすぐったい」


「じゃあどこならいいんだよ…」

スリ…と動いて首筋に唇が当たってる


「ひゃっ…」


「首弱ぇのか」


楽しげな声色…絶対今後危ない。

「弱くない」

「ほぉ…?」

墓穴掘りました

「ちょっ、やめっ…っ‼︎」

ぺろりと舐められまして私死ぬかも。

「弱くないんだろ…?」

「嘘です弱いですなのでやめてください」

「断る」

「Σなんでだよ‼︎」

依然私の反応を楽しんでいるロー。
大型犬に戯れられているようだこれは。

「なぁ」

「なに」

突然耳で弱い声。

「お前は、ここが好きか?」

なにを、そんな弱々しい声で…


「大好きに決まってる。嫌だったらとっくにいない」


「そうか」

安心したような声。
このバカ大型犬兼猫はなにを考えてんだ。

私は反撃に出る。
バッと向きを変えれば驚いた顔がそこにある。

ガッと肩に手を置いた。

「なにが心配か知らないけど、ここをでてくつもりなんて毛頭ないし、みんなが大好きだし、ローも大好きだ。今更出てけなんて言われたってローが死ぬまで出てってやらないからね」


そうまくし立てると、ポカンとしたかおから嬉しそうな顔に…ってこんな顔初めてみた…

そんなに嬉しいの?


「お前はいつもおれの欲しいものをくれるんだな」

ぎゅっとその腕の中にホールドされて耳元で呟かれる。

「絶対誰にもやらねぇ」

「やられてたまるもんかバカロー」

安心しきったのか再び戯れてくる。
顔のいたるところにキスをされた。
唇を除いて。


「ロー?」

「なんだ」

「ここはしてくれないの?」


挑発的に、からかうつもりで言っただけのつもりだった。

また墓穴掘りました。
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