第16章 大丈夫だよね?
『ただいま~』
家に平然とした表情で帰ると
愛しの彼があたしを待ってた。
ほら、大丈夫。
「おせぇよ~…
オイラ、待ちくたびれたぁ~…」
『ごめんなさい。
そんなにお腹すいてました?』
「そっち?
もぉ…ちゃんを!」
そう言ってあたしを後ろから
抱き締めてくる大野さん
『ちょっ…///』
「寂しかったんだかんね?」
『ごめんなさい。
すぐ作ってあげるから…』
「ねぇ…オイラさぁ
ちゃんの水着見てぇの」
『っ…はぁ!?』
み、水着って……って!!
痩せないとダメじゃん!!
「今度、選んでやろっか?
オイラはねぇ、やっぱビキニかな?
しかも、ブラック!」
ほんと…変態なの?
それとも、あたしへの愛でそうなるの?
『じゃあ、今度…行きましょ…』
大丈夫だと思う。
きっと…このままいけば
心配ない。