第10章 100回の愛してる。
『もぉ……///』
「気持ちよかった~?」
なんてニヤニヤしながら、
毛布を被るあたしを見てる大野さん
また襲われてしまった。
『お腹…空いたんじゃないんですか?』
「んー…うん。(笑)」
『ほら~…よいしょっ…て…』
ベッドからダルい体を起こそうとすると大野さんに腕を引っ張られて制御された。
「だーめ
もうちょっといなよ」
『…………はぁ…』
やっぱり、この人には弱くて
あたしはベッドにもう一度寝た。
そしたら何度もあたしを愛した手が
優しく抱きしめた。
「愛してる」
『……はい』
「愛してる」
『ふふっ…はい』
「愛してる。
どこにも行かないでね?
オイラだけのもの。」
そういう大野さんが悲しそうで
回ってきてた腕にあたしの手を重ねた。