第29章 甘い幸せ
お風呂から上がって
ソファーでゴロゴロする大野さん
おいで。と言われて
ふわっと大野さんの腕に抱かれる。
『はぁ~…幸せ…』
「うん。・・幸せ
オイラ中毒だもん。」
そう言った大野さんに負けないくらい
あたしも中毒になってた。
たぶん、この人がいないと
生きていけない。
そのくらい癖になってて、
もう止めれなくて
そんな甘い幸せはあるようで
特別な二人にしかない。
“甘い幸せ”はきっと
甘い味の恋をした
二人にしか味わえない。
『いちご味・・かな?』
「んあ?・・ふふ…そうだよ?
オイラ、いちご味に恋したの。」
あたしたちの恋はいちご味。
いちご味の恋は甘くて切ない味
でも幸せの甘い味だった。
Fin...