第26章 いちご不足*智*side
ミーンミーンミーン…
蝉がうるさい季節がまた来た。
でも、あの子はオイラ横にいなくて
オイラの横にはゲームをしてるニノ
ニノ「すんませんね、俺で…」
「ん~…別に~…
オイラはニノがいればいいやぁ~」
ニノ「気持ち悪いですわ・・
夏・・来ましたよ?」
そう。
夏が来た。
彼女と会った季節
「会いてぇな・・」
あの真っ白な肌も
柔らかい唇も、
笑った顔も
全てに触れたい。
LRRRR...
「んあ?・・えり…」
お腹に置いてた携帯に
写しだされたのは“えり”という名前