第20章 甘え方
ガチャンっ
ってとりあえず、
待ってみることにしたけど…さ
どうやってやるの!?
首・・かしげて…
『おかえり…なさい?』
なんて部屋の前で何回も
やっていると愛しい彼の姿が
上から見えた。
ドキドキしてきてしまった。
どうしよ・・
『はぁ~…・・どうしよ・・』
LRRRR...
その時にポケットに入れてた
携帯がなりだした。
ディスプレイには知らない番号
『もしもし』
〈んあ…#NANE1#ちゃん?〉
『はい。どうしました?』
きっと向かっているだろうと思って
上から下を見ると大野さんの姿はあった。
知らない白のスマホで
あたしに電話をしてる。
〈あのね…・・
ちょっと仕事で呼ばれたから、
行ってくる〉
『え・・あ、そうなんですか』
マネージャーさんの携帯かな?
〈ん…・・ごめんね。〉
『え?あ、はい。
待ってるんで・・』
電話を切ったあと、
どこかへ向かう大野さんを見ていると
その後を髪の長いあの人がついていった。
『えり・・さん?』