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初対面の先輩
第2章 に。
次の日に、先輩に聞いてみた。誰が好きなんですかって。でも先輩は笑うだけで。
「その時になったら教えるよ」
「でもそれじゃあ、協力出来ないじゃないですか」
「応援してくれるだけでいいから」
その日、それだけで十分だよ、と初めて頭を撫でられた。ダメな気がする。このままじゃあ、わたしが。
家に帰ると、頭の中は先輩だらけでぐるぐると迷走した。それと同時にやっと、先輩が好きなんだって自覚した。でも、遅いよ。これからはどうしようもない。先輩がその子に告るのを、指を加えて眺めるしか。
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