第4章 覚悟
「うっ…ああっ…ああんっ! あん…あん…」
私の口から思いっきり喘ぎ声が漏れる。
お腹が…腹筋がなんかヒクヒクする。
「ん、はぁはぁ…はぁはぁ…」
はぁはぁ…少しは慣れてきたけど…はぁはぁ…
今度は身体の奥からなんか…
なんかじわじわ…じわじわくる…
だんだん身体の力が抜けて、私の上半身はベッドに沈んでく。
でも下半身はどんどん浮き上がってく。
「はぁ…はぁはぁ…ああん…」
吐く息と一緒に出る声が止まらない。
「んっ…んん…あはぁ……ん…」
身体全体がなんか震えてくる…。
これもしかして…はぁはぁ…
「はぁはぁ…雅樹…くん…」
私の脚を押さえている彼の手に、私は手を伸ばす。
「ん…どうしたの…? 優子さん」
彼がペロペロしながら返事する。
「はぁ…あん……あっ…!」
私の身体が急にブルブル震えて…
下半身がガクガクして…
いっちゃった…
「はぁはぁ…はぁはぁ…」
しゃべれない…
全身の力が抜ける…。
「いっちゃったの?」
股の間から彼に尋ねられる。
「うん…」
私はなんとか頷く。
「ふふ…可愛い」
彼が身体を起こして、私の上半身を抱く。
あ…身体ぎゅっとされると気持ちいい…すごく
唇にチュッてキスした彼が、すぐ口を離す。
「あ…ごめん。ふふっ…」
そう言って彼は、手の甲で口を拭う。
そっか。その口で…私のそこを…
私はぼんやりと彼の顔を眺める。
ティッシュを取り出して、彼がまた私の股の間を拭き拭きしてくれる。
もうどうでもいいや…
力の抜けた身体を彼に預ける。
パンツも拾って履かせてくれた。
「飲み物持ってきますね。少し休んでてください」
優しく微笑み、私に掛け布団をふんわり掛けて、彼は部屋を出ていった。
私は…
私はとりあえず目を閉じた。