• テキストサイズ

結婚するまで sex しません

第4章 覚悟


翌週、木曜。

木曜はよく一緒に下校する。

お互い部活の用事がないことが多くて。

だから今日も、一緒に並んで歩いてる。

「優子さん、よかったら今日も家に寄って行きませんか?」

彼が笑顔で私を誘う。

キタ!

うん。覚悟は出来てる。

「うん。いいよ。行く」

私も笑顔で答える。



彼の部屋。

今日もベッドに並んで座る。

「雅樹くん、あのね…。私、日曜、体調悪いって言ったの嘘だったの。ごめんなさい」

私は打ち明ける。

「え…どうして?」

彼が不思議そうに、私の顔を見る。

「私、家に行ったら、前したみたいなことまたするんじゃないかと思っちゃって…」

話しながら少し泣きそうになる。

「もしかして…嫌でしたか?」

彼が心配そうな顔になる。

「嫌じゃない…。結婚の話をしてくれたときにも言ったと思うけど、私、雅樹くんになら何されてもいいと思ってる。
ただ…少しびっくりしちゃったから…いろいろ」

「そうだったんですか…。あの、無理しなくていいんですよ」

彼が優しく微笑んで、私の髪を撫でる。

私は優しい彼の顔を見上げる。

「無理してないよ。私、やっぱり雅樹くんのことが大好き。雅樹くんとなら…。雅樹くんがしたいことなら何でもできる」

じっと彼の目を見つめる。

彼は小さく頷いて、私の唇にキスする。

/ 160ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp