第2章 【テイルズ】リンクを繋いで【ジュード】
「・・・別に、私は・・・いいけど、」
あわあわと弁解を続けるジュードにそう言うと、
ざわっとどよめきが広がる。
「ちょ、ちょっとアリスっ!!
も、もっ、もしかしてっ、アリスはジュードが・・・」
「こら、レイア。止めないか?」
レイアが私の肩を掴んで揺さぶる。
と、そこで制止の声が響いた。
「これが青春、というやつなのだろう?
ならば周囲はそれを生暖かい目で見守るのが
普通なのだから、そうしてやらないか。」
微笑みながら皆にそういうも、
それは少し違うのではないか・・・
と言う空気が流れていた。
・・・何が違うのかは解らないが。
「っうぅぅぅ、この話はもう止めようよ!!」
そうして、真っ赤になったジュードによって、
この話は幕を閉じた。