第2章 【テイルズ】リンクを繋いで【ジュード】
「アリスが鎌で敵を払って、攻撃されたら回復して、
その方が体力的にもきっといい、と、思うん、だけど・・・」
そう言葉を切りながら言うジュードは、
何故かだんだんと顔を赤らめていった。
ふと前を見れば皆のにやにやとした笑顔が目についた。
「や、違っ、その目をやめてよ・・・!!」
顔を真っ赤にして否定行為をするジュードに首を傾げる。
「・・・ルドガー、」
訳が解らなくて、近くの相手に声をかける。
そうすればにやにやとした顔で頭を撫でられる。
振りほどく理由も無いのでされるがままになっていれば、
後ろからジュードに引っ張られる。
「ジュード・・・?どうした、の・・・?」
「っあ、い、いや別に!!
その、な、なんとなく・・・かなー?」
挙動不審なジュードに、ますます訳がわからなくなる。