第8章 *雫石(しずく)属性*
私の刀に雫石属性が宿ったのはどうして?
ふたたび私の家に守護者+ディーノさんが来ていた。
「初めて刀が光ったとき、何を考えてた?」
え?
何をって…。
「ディーノさんは、哀しみの色って…」
ツナがそう言ったとき、ある思い当たるふしがあった。
「お父さん…」
「え?」
「親父?」
皆が驚いていた。
嘘…。
お父さんがらみだったっていうの?
何で!?
私たちを捨てたあの人の事…
「…っ!?」
こういうときに…息が苦しく…
誰か助けて…
そして私は、いつの間にか意識を手放していた。
「っ!?」
皆が心配してるのにー…