第6章 *優しさ*
……………んぅ…
あれ…?
ここは…
「ツナさんっ!」
いきなり、ハルが声を出した。
するとツナが慌ててこっちに来た。
皆も…こっちに歩いてくる。
「ちゃんの目が覚めましたよ!」
「…よかったぁ〜…」
そういって、ツナは床にへたり込んでしまった。
「じゅ、10代目!?」
「ツナ!?」
獄寺と山本が心配して、ツナに駆け寄る。
「いや…さんが無事で安心しちゃったんだよ…」
…ツナ、私のことを心配してくれてたの?
「でも、よかった。私たち…ちゃんが、倒れちゃったときビックリしちゃって…」
てことは…ここにいる皆は、私を心配して…。
「ちゃん!?」
「え…………………?」
私は、いつのまにか泣いていた。…気づかなかった…。