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Ifの物語。

第3章 嵐:櫻井翔






「んじゃ、気ぃ使って
俺らはお暇しましょうかね」



二宮さんが立ち上がる。



空気を読んでか、
松本さんも立ち上がる




「ほーら。二人も」



「えー」
「もう少し」



「だーめ。俺と飲みに行きましょ」

「はぁい」








ぞろぞろ控え室から出て行く。





2人きり、そんな状況で






翔くんは後ろから
グイッと引っ張る




「う、わっ」






驚いてストンと座ったのは





翔くんの膝上で。




ぎゅ、と抱きしめられた






「なんで内緒にしてたの?」



「だ、だだだだ、だって、
恥ずかしかったから!」


「なんで?」


「…意識、しちゃうでしょ
前に来たとき、言ったじゃん」






すると、急に弱く力を込めた。









「ど、どうし…







「照れ隠しだからっ。
馬鹿じゃないの、もー。
来てくれて嬉しかったのにー」




わざとふざけた様子で、






頭を私の背中に
くっつけた感触で、


ああ、照れたんだって。






「………やーーっと、独り占め」






また、ぎゅ、と強く
抱きしめられた





















( 独り占め ) END












ガタッ、


「うわぁっっ、」
「可愛くない声出して。」
「うっさい、覗き見とか趣味ワル」
「違うよ、盗み聞きだもん」
「罪は変わんねえよ」
「ちゃん頂戴」
「やんねえし、出てけばーか」
「ふはっ、翔ちゃん照れてやんの」
「……、(楽しそうで良かった)」
「は俺のものなの!!」
「「・・・」」








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