第3章 嵐:櫻井翔
「だからダメだって!
一般人なのに!私!」
「大丈夫。俺がいるから」
と手を離してくれない。
コンサートが終わって帰ろうとしたら
スタッフさんに呼び止められ
ついて行けば正体は翔くんで
そんで控え室においで、って
今に至るんだけど。
『櫻井さん!その方は…』
「ああ。俺の知り合い」
『そうでしたか。失礼しました』
警備員さんの警備も、
うまくすり抜けて控え室へ
あーあ、もう。
がちゃ、
控え室には、
既に着替えて帰る支度を終えた
メンバーが盛り上がっていた
「おかえりー、って。
ちゃん。久しぶり」
「わーあ!久しぶり!」
「まじで連れてきた」
「んふふ。良いじゃない」
苦笑いする松本さん以外は、
みんなウェルカムな感じ。