第14章 嵐と関ジャニ∞
ーーーー大野智side
バクバク鳴る心臓。
巡る記憶の中で俺はとの
回想を巡らせた
きっと覚えてなんかないだろうけど、
俺ともに翔くんも
とは初対面なんかではない
は国際科におり、
校舎が別棟にあるため関わりはなかった
国際科と交流する機会は、
英語、音楽を専攻してなければならない
俺と翔くんはそれに当てはまっていた。
当時の国際科は良い意味で浮いていた。
「いやぁ、英語とか難しいよ…」
「大野さんに英語はまだ早すぎるよね」
「え、ひどいっ」
特別、君に会いたかった訳ではない。
先生に押されて英語を取ったというだけの話で。
「あ、アノ」
声を掛けられて振り向くと、
外国人の風だか日本の血も混ざった(つまりハーフ)
女の子が国際科の制服で立っていた
まさにだった
一瞬の一目惚れで、
困った顔のの声に
反応するのに5秒かかった
「国際科のと言います
英語、センコウします。教室、どこある?」
うーん、と必死に日本語を紡ぐ君は
きっと苦手なんだと思った
「僕らも英語専攻するんだ、一緒に行こう」
「ほんとデスカ?良かった。
ありがと。あなた、名前なんて言う?」
「大野智、こっちは櫻井翔だよ、よろしくね」
綺麗な瞳が揺れ動いて、
ニコッと微笑んだ