第3章 嵐:櫻井翔
そしてまたカタログに視線を戻す。
今年のクリスマスケーキは、
定番のショートケーキにしてみようかな。
「クリスマスケーキ、食いてぇな」
「……ん?」
「ケーキ。一緒に食べようね」
行ってきまーす、
そう言って、
マスクと帽子をして仕事へ行く彼
今年のクリスマスは、
なんだかドキドキする予感。
「手作りにしよ。」
ぱたん、
そう思い立ったらすぐ行動!なんて、
張り切ってる私の事を露知らず、
(( いつもありがとう ))
今日もまた、
変わらない毎日を送るのだ。
( 何気ない日常を ) END