第3章 嵐:櫻井翔
いつもより早く目が覚めた日は、
朝ごはんを作ってコーヒーを淹れる。
なんだか目覚めがいい。
翔くんと同棲を始めて半年。
変わった事と言えば、
会いたい時に顔が見れるということ
それと同じだけ喧嘩だってする。
「今日は洗濯日和だ!」
張り切ってカーテンを開くと、
起きたての翔くんが
「眩しいよ~閉めて~」と
ふらふら歩きながらリビングへ。
「ふふ、おはよう」
「ん、おはよう
なんかテンション高いね」
と微笑みながら、
後ろから抱きつく彼からの温もりに
少しだけ嬉しくなる。
「そう?」
なんてね、
クリスマスが近いから、
少しだけうきうきしてるのは秘密。