• テキストサイズ

Ifの物語。

第13章 関ジャニ∞:大倉忠義







ズキズキ痛む、苦しい。



「その人はね、いつも御見舞に来てくれて
何も彼との記憶がないのに笑ってくれて
すごく優しくて、本当に強がりな人」




そう笑った彼女が、



涙を流して俺に手を伸ばした。




その手を、ゆっくり掴んで。

体温が、上がる。





「たーくん、ごめんね、
思い出したの。ぜんぶ。」

「ぜ、んぶ…」



「でもなんだか不思議でしょ?
私ね、記憶がない時も
たーくんがすごく好きだったのよ。
御見舞に来たとき、すごく嬉しかった」





本当だよ、って笑うが



俺の手を引っ張って引き寄せ

抱きしめてくれて






涙腺が緩んで涙がこぼれ落ちた。









「おかえり、」










例え記憶がなくたって、




俺はを好きにさせたる。



なんて、強がったけど

運命を感じたんやで






記憶がない時も、すごく好きだったのよって




それって、おとぎ話みたいやろ?


つまり、運命やん






























( 例え記憶がなくたって ) END







/ 650ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp