第12章 関ジャニ∞：錦戸亮

あいつの事ならなんだって、


何を聞かれても
応えることが出来る。



嫌いな物、好きな物。



どんな場所によく居て、
どんな服をよく着ているのか






｢まあ、そんときは、

俺がおるし、ぶつかればええねん｣



｢そんときってなによー！｣






純粋で、綺麗で。




君の心はいつだって大野くんのもの





微笑むと顔を赤らめて、


話してる時はすごく可愛く笑って





儚い片思いやって思う。






傍にいつも居るのは、俺やのに








『 浅はかな関係が一番 』





君の言葉がこだまする。





『わたし、好かれるのは苦手なの
わたしはよく人を傷つけるから』







｢俺が居るからもうええやんか｣






何も欲しがるなよ。

何も求めるなよ。



俺の前で大野くんを語るな。





いつだって俺を見てればええねん



その方がずっと楽やで。



うん、そうだ。

ずっと一緒にいた、俺となら












絶対、上手くいくのにな。





今日も笑って誤魔化して










ああ、今日もうまくいかへんなって





俯いて笑って泣いている。






























( そんな君でもな ) END









例え大野くんが心の片隅にいたって、



俺は愛せる自信があるのに





君の心も、瞳も、


ぜんぶ大野くんに持っていかれるんや