第12章 関ジャニ∞:錦戸亮
出会ったのは一年前の、今日。
いじめられてるところを助けてもらったんだ。
私の家は裕福で、周りには常に人が居たけれど
誰も私を助けてくれる友人は居なかった
だから、だからこそ、
『強くならんとな。
1人でも立ち向かえるように』
そう言われた時、
どくん、どくんと高鳴った胸の鼓動が
どういう事なのすぐに分かった。
けれど、打ち明ける事は出来なかった。
だって彼には好きな人が居たから
「紹介するな!俺の彼女!
コイツは俺の後輩。ええ奴やねんで!」
そう言われたら、
「 です!
先輩にはいつもお世話になっています!」
自分の気持ちを隠して
偽るしか、ないじゃないか