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Ifの物語。

第12章 関ジャニ∞:錦戸亮








『錦戸くんは一体ダレが好きなの?』





目の前に立ちはだかった女の子達が、


僕の本当に好きな子を隠して
可愛く"作った顔"で僕を見た




本当の気持ちなんて聞く気ないくせに。






「お前らの後ろの子」




そう、答えたら



何ヶ月か経って、好きな子は
「別れてください」と泣きながら言って


それから聞いてみると



あんな事を言ったせいで苛められてたらしい






自分のせいで傷つく人が居るんだぞ、



そう痛感した。





そう。5年前のお話








「……聞いてんのか!亮!!」


「あ。ごめん、もっかい」



「珍しく考え事?
大事なビジネスなんだから、しっかり!」





オシャレな服を売り込む仕事を生業として、


様々な大手ファッションブランドへ
新作デザインを紹介するイベントをする。



という企画をパートナーである、
櫻井翔とカフェで打ち合わせをしていた。





「このデザイナー。」

トントン、と指した顔写真付きの紹介文


「俺らと同い年なのにさ、
もう海外進出して有名大手企業なんだって
すごくね?これ、話題になると思うんだよね」



翔は楽しそうに、
そのデザイナーの話をする。







そう書かれた彼女は、
俺は見覚えがある




「そいつ、知り合いやねん」


「え?そうなの?お前もすげえな!
亮の知り合いって大物が多いよな。たまたま?」

「おお。たまたまに決まってるやろ」





だよなー、と



鳴り響いた着信を告げる携帯を覗き、

「ごめん、部長!」



と席を立った。








5年前、


あれだけ誓ったはずやった。






今現在、

どうにもならん気持ちが沸いてる










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