第3章 嵐:櫻井翔
入学した時点で、1位通過だった俺は
1学期テストから首席をキープしてきた。
別に望んだ未来なんかない
例えば医者になるとか弁護士になるとか、
そんな大した仕事には就きたくない
医者なんか、
俺は血が怖いしさ。
夜勤とかぜってぇやだもん
弁護士なんか、
いちいち他人を弁護してられない
ヒステリックになられたらたまったもんじゃない
「せんぱーーーーいっ!!」
そんな暇な毎日をひっくり返した、
俺の大嫌いなタイプの君に出会った。
「まじで帰れよ」
「寂しいくせ…「顔面崩壊させてやろうか」
バカは嫌いなんだよね、俺。