第11章 関ジャニ∞:安田章大
おせちを食べていると、
近所の子がやって来た。
「おばあちゃん、
あけましておめでとうございます〜」
ひょこっと顔を出したのは、
のっぽなイケメンくん
おばあちゃんとは顔見知りみたい
『あらあら、たぁくん。
おめでとうねぇー、』
「今年もよろしくなあ〜」
そんな時、章ちゃんが
私の前にずずっと立つ
や、邪魔よ
「…あれ?知らん子おる!」
『この子は忙しくて
会うのは初めてだね?
近所に住む大倉忠義くんよ』
「です」
「んふふ。可愛ええ、よろしく!
ほな俺、もう行くわ。またねぇ~!」
と立ち去る大倉くん
なんだか優しそうな子
モテるんだろうね
「……あーもぉっ!」
「え、どうしたの?」
「来てっ!!」
パタパタ私の腕を掴み、
どこかへ連れてく章ちゃん。
立ち止まったのは、昔よく
二人で遊んだ 部屋
「…お姉ちゃん。
可愛なってたからさあ!
見せたなかったのにっっ!!」
「だれに?」
「…大倉ぁ!」
なんだ、あの子ね
「ふふ。ヤキモチね」
「ちゃ、ちゃうしっ…
でもっ、大倉にはやらんしっ」
なんて顔を赤らめる彼
お年頃っていろいろ複雑なのよね?
……たぶん。
( 親戚の年下くん ) END
「章大、なにやってんねん。」
「あ、すばにぃ」
「はよ食うぞ。腹減ってイライラする」
「わーこわ」
「は黙れチビ」
「すばにぃ!あっち行ってて!」
「なんや、お取り込み中か」
「そーやっっ」
「や、ちゃうわっ。」
(( 何こいつ、関西弁かわええな ))
「なに黙ってんの、炙るよ」
「「怖いわっ」」