第10章 関ジャニ∞:丸山隆平
1年半、働いてるコンビニ。
優しい常連さんばかりで
楽しく働いてて。
そんなある日、
『ねえねえ、』
一緒に入ってた相方さんが
作業してた私に声かけてきた。
お客さん少ないし、
相方さんもベテランさんだ。
なにかクレームかな?
そんな嫌な予感がした
『あのお客さん、知り合い?』
「え?どのお客さん?」
見てみるとニコニコ微笑んでて、
こちらをずっと見てる人が
「知らないよ、なんで?」
『さんの事呼んでるのよ』
そう言われ、渋々行くと
お客さんはマスクを取った。
「どうされました?」
「俺!覚えてへん?!」
関西弁の彼に、
見覚えなんてなくて。
だけど彼の声は、
どこかで聞いたことがあった。
「い、いえ…。
申し訳ございません…。」
「丸山!丸山隆平!」
また、ニコッと微笑んだ。
「丸山…さん…?」
彼との出会いは、
きっとこの日。