第10章 関ジャニ∞:丸山隆平
それからよく観察するようになった。
そしてわかった、ちゃんの事
ちゃんは、
よく一人の子とかに
自ら話しかけに行ったりしてた。
話の輪に自分から加わったり。
勉強も、授業のあとに
分からないとこを細かく教えてもらい
昼休みや放課後に復習してた。
運動も出来なかったことを
1人で練習してたり、
先生に指導してもらってた。
適わんわ、そら僕じゃ。
並大抵の努力やないもん
アホやん、僕。
「丸山くんはすごいね」
「は?僕のどこが…」
「…天才肌のとこ。
やってみたらすぐ出来るとこ
だから人に教えるの凄く上手いし。
尊敬できる人だなって思うよ」
そうにこっと笑って言う君に、
僕は横に首を振った。
「逆やで。確かにやればすぐに出来る。
けど、それは程々で凄くない。
今回だってすぐ抜かれたし
醜い嫉妬心ばっかやもん、僕は」
「…私は、1位になることで
両親や兄弟を楽にしたいだけ
良い大学入って就職して
そのためだけ。自分なんて…」
ちゃんは軽く笑った。
悲しそうな目。
「…僕さ、もっと頑張るわ。
ちゃんに負けへんように
そしたら…そしたらさ…」
言いかけて、言うのをやめた
「…やっぱ、そんときでええわ」
「なにそれ、気になる〜!」
君が好きだなんて、
恥ずかしくて言えないや。
( ライバル宣言 ) END
「!迎えに来たよ」
「あ、翔ちゃん。ありがと」
「だ、誰やアイツは…」
「。そいつは?」
「丸山くんだよ!クラスメイトなの」
「そうか。もう友達出来たのか」
「もう、って何ヶ月経ってると思ってるの」
「・・・・・」
「丸山くん?」
「・・・・・(まさかの三角関係か)」
「、帰るぞ」
「うん!またね!丸山くん」
翔ちゃんは
お兄ちゃんでした。
(諸事情で苗字は変えてる)