第10章 関ジャニ∞:丸山隆平
ちゃんは、
すぐ人気者になった。
勉強もそこそこ出来て、
運動神経も良くて驚くくらい。
悔しかった
テストの順位表が張り出された
2位に僕の名前が記されてた
「やった、1位」
横で聞こえて向くと、
ちゃんの姿があった。
突き飛ばしたかった。
もう1位じゃない
コイツがおる限り。
なんて、最低な嫉妬心を顕にして
馬鹿みたいで、
「…な、いてるの?」
泣いてしまった。
なんて馬鹿みたいでアホなんやろ。
ズキズキ痛む胸に、
涙なんて止まることなくて
「なんで…なんで!!」
1位に執着する自分に、
ああ、みっともないって。
自分でも思った。
「……ライバルや」
「えっ、まる…
「お前は俺のライバル!!」
気持ちはいつだって分からない。
けれど
ああ。欲しかった。
そう思った瞬間、出た言葉。