第10章 関ジャニ∞:丸山隆平
「んで?どーした」
「部活。休みになったから
すばるくんとヤス風邪で
休んでんねんて、見舞い行くらしい」
馬鹿騒ぎしたからやろ
「マルも行く?
村上くんと亮くんと横山くんは
行くーって言うてたけど。」
「んー。行きたいねんけど
追試あるから…。
大丈夫?って言っといてや」
「おう、頑張りや」
大倉が去ったあと、
自分の席に座りため息
万年追試の俺はたぶん相当バカ
やって勉強しようとしたら
渋やんたちが邪魔すんねんもん。
「……なんか元気ないね」
「…んー、追試がなー、って
ちゃん!!」
白谷さんは!?
気にしちゃいないことを
あえて気にするふり
気をそらすため。
必要以上に心臓が高鳴ってる
「私も今回は追試なんだぁ
丸山くんと一緒なら嬉しいかも!」
「……え、」
あからさまに顔が熱くなる。
それに気づいて
彼女が「熱?大丈夫?」なんて。
ほんまは分かってんねやろ
「…大丈夫や、ない。」
「え!!保健室行く!?」
追試、違う日にしてもらおうか!
なんて、
本気で心配する君
バカやね。
照れてるんやで
( 計算なしの鈍感 ) END
「わっ、38度!早退しなよ!」
「うわ。ほんまに熱あるし」
「最近、風邪流行ってるからね」
「だからダルいと思っててん」
「……丸山くん。根っから元気だもんね」
「それ褒めてる?」
「…………褒めてるよ??」
「すんごい間が気になんねんけど…」
「ええから早退しいや!」
「……は、はいっ」(関西弁がツボった)