第9章 関ジャニ∞:村上信五
「ああーもう!
だからさ!期日までにさ!
ちゃんと出してって言ってるじゃん」
「あーい。わかりまひたぁあ」
分かってねえだろ
「そんなことよひ、ほっへのひふ」
彼は錦戸亮。
みんな、彼と私が
付き合ってる的な噂流すけれど
亮と私は異母兄妹。
一個上の亮は今は母と二人暮らし。
離婚してて苗字を変えてるだけ。
似てもないわたし達だけど、
恋愛感情なんて1ミリもないのに。
私が好きな人に告白しても…、
『いやいや。
錦戸と付き合ってんねやろ?』
って相手にされない。
「貴様だけだぞ!!
体育祭の企画書出してないのは!!」
「頭が回らへんねんって〜
そんなことよりもさあ~」
「そんなことじゃねえよ」
亮はほっとけない人。
色々あって彼は、
ひとりぼっちが怖くて。
何かにつけて私に引っ付いてきて
ほっとくと女関係で
だらしなくなってしまうんだ
「相変わらず口が悪いで〜?」
「誰のせいだよ」