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Ifの物語。

第9章 関ジャニ∞:村上信五






はふふん、と



笑顔のまま俺を見る。




「これ!」




はい。

と無理やり手を引っ張られ
乗せられたのは、




「…猫?」




可愛い女が買うような、

猫のキーホルダー。




なんで、こんなん…。





「猫好きでしょ?
帰り道に見つけて買ったの。
あげようと思って!!
なのになかなかタイミングなくて」




それで後ろから大声でアレ?



なんてうるさいやつ。






「要らなかったら捨てていいよ。
こんなの私の自己満足だしね」




へへ、と誤魔化すような笑み。




「……お前、スカート破れてるで」





「…あ……、ああっ!これはね!
さっき引っかかって破けたの!もーやだ!」






下手くそな誤魔化し方。



やるならもっと上手く言えばええのに






知っとる。



クラスの誰かか、

大倉の取り巻きにでも
イジメられたんやろ?




大倉は薄情やし面倒くさいから


そういうの、知らんぷりするからな






「…助けて欲しかったら、
ちゃんと言わな分からへんで。」





そう一言告げると、



は涙目。







「……助けて…」








出会った初日から、



お前みたいなうるさいやつに狙われて



付きまとわれて。



また、後ろ目当てかって
そう思ったのに







なんなん。



結局、お前はほかとは違ってた



俺の、負けか。
























( 狙われてますよ ) END










「ボコボコにしてやったわ」
「あー、スッキリした」
「すばるがマジな顔でビビったな」
「俺が本気になればあんなもんやないで」
「二人ともありがとう」
「…別に」
「すばるー。いきなり人見知りすんな」
「これ人見知りなの?」
「せやで。」
「・・・・・(わかりにくいなぁ)」





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