第9章 関ジャニ∞:村上信五
朝起きるのもね、
隣に住むアイツが
大声で歌いながらストレッチしてて。
家を出るタイミングも同じ。
あくびも、くしゃみも、
お腹の鳴るタイミングも。
何もかも一緒で内心、嬉しいくせに
「なに真似してんねんきっしょ」
「は?たまたまやろ、シバくで」
憎まれ口をたたく。
大学でもずっと一緒。
何ていうか…。
信五もツンデレなんだよね。
加えて鈍感だから
「可愛ええのにもったいない!」
「…うるさいなあ。」
「なんなら俺と付き合う~?」
「…うるさい、背丈縮めるぞ」
私に付きまとってくる大倉忠義。
頭も良くて運動も得意で、
人懐っこくフレンドリーな彼は
ちょっぴりどころか、
かなり天然誑し。
「同じ身長なれるなら最高やん!」
「変にポジティブで気持ち悪い」
仲良くなんかしたくないのに。
なんでか大倉は、
私に付きまとってくる