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Ifの物語。

第9章 関ジャニ∞:村上信五







帰る頃には夕方で。



きっと泣いとるやろなと…。





帰り道、が欲しいと

テレビ見て言っとった靴が飾られてた




限定20足とあったソレを、




俺は買って『今から帰る』と
メールを送ってタクシー捕まえ帰った。













……………………、




ガチャ、



リビングに入ると

ソファーにうずくまる





俺に気づいて、顔を上げる。






「……すぐ帰るって、言った」


「…おん」


「…すぐ、済むって書いてた」


「見たんやね、」


「……今から帰る。そう書いてたのに」





もう、1時間経ってる!!


時計を指さして
涙を浮かべる。





「今日は記念日だよ!!
しかも1年!なのに!なによ!
私だけ浮かれてワクワクしてさぁ…
レストランも、予約っ…したっ…のに…」




過ぎたじゃん、





ついにこぼれる涙。


あーあ。
やっぱ忘れたふりすんの、


やめとけば良かったわ。





「…、聞いてや」



隣に座り手を握る。






「ほんまは覚えてたで。」


「うそ、朝は知らないって言った」



「ほんまやで。証拠見る?」




そう言うと驚いた顔で俺を見る。




隠してたプレゼントを見せると
はまたボロボロ泣き始める。




「やから、言ったやろ?」






忘れたふりした記念日。



ほんまはな、
一番楽しみにしてたんは

俺なんやで。























( 記念日-忘れてるフリやで ) END





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