第8章 関ジャニ∞:渋谷すばる
いい感じに打ち合わせが進んでると
がちゃ、と扉が開く。
「おったぁあっ!」
ぜーぜー、息切れする
「…す、すばるくん…」
「わー。すばるくん」
「相変わらず必死だね」
面白がる2人。
すばるくんは私の隣に座ると
じっと見つめてくる。
「…う、ん?」
私も見つめ返すと、
すばるくんは眉間にシワを寄せる。
「…また男や。しかも嵐」
「だって担当してるもん。
仕事なんだから仕方ないでしょ」
だから、出てってと
言おうと思ったのに。
そっと手を握られて
「…妬いてんねんて。」
なんて悲しく言うから
「…っ。」
あああ、なんか恥ずかしい!
なんて
ニヤニヤする2人の前
好きだよとは言えずに
2人に気づかれないぐらいの
力加減で握り返すだけ
( やっぱりヤキモチ ) END
その頃の関ジャニ∞
「すばるの奴どこ行ったんや」
「知らん。走って行ってもうたし」
「怒られんの俺らやのになあ」
「ここすげっ、俺のポスターある!」
「ほんまやっ。アルバムのやつも!」
「なんかの芸能事務所みたいや」
「お前ら…、呑気でええな」
「やって俺ら怒られへんし」
「ほんましばくぞ」
「うわああっ、暴力反対っっ!!」
ちなみに
心配→村上&横山
呑気→大倉&丸山&安田
興味なし→錦戸