• テキストサイズ

Ifの物語。

第8章 関ジャニ∞:渋谷すばる







会社内がいつもよりざわつく。



いつもは程よい格好なのに、
今日に限ってはバッチリ決めて


メイクもいつもより濃い目。





「はいいわよね
元が可愛いからさ、羨ましい」

「そんなことないよ。
真由だって美人じゃない」


「…皮肉だわ、皮肉。」




そう。



今日は特別な日(皆にとっては)




「関ジャニ∞が来るなんて
かなり気合い入るわよねッ!!」


「いつも入れててくださいな」





私の勤める企画会社は、

舞台や商品開発から
イベントやLIVEの企画まで



様々なモノをプロデュースする会社で




その縁あってなのか、


社長と関ジャニ∞さんで
CM作りで携わる事になり



今回、取材や打ち合わせで




会社に来るということらしい。




何も部署に来るわけじゃないし、


気合い入れることもないんだけどなあ…





なんて。


1人、廊下を歩いていると





「ちゃんだあっ!」




明るく無邪気な声に、



振り返ってみるとそこには
嵐の相葉くんと櫻井くんの姿。



コンサート企画関係で、


私が担当することになり
それでたまに会社に立ち寄ってくれる





「すごい重そうな書類だねえ。」


「はは、これ全てコンサート企画です」

「まじかあ。俺らのせいか!」



「持つよ、貸して!」





と有無言わさず奪い取られ、


手元には一枚も書類がない





「相葉さん、さすが」


「うっわ、前が見えねえ」


「嘘つき。」




あはは。って



相葉さんは笑いながら、
どこ持ってけばいいの?って。




男前すぎです。




/ 650ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp