第8章 関ジャニ∞:渋谷すばる
落ち着きたくて外に居たら、
ガチャっと扉が開く。
「…」
振り向くと、すばるくんの姿。
「何しに来た」
「…泣いてたから」
と、隣に座るすばるくん。
沈黙が流れる。
早く帰れよって唱える。
「特別なのはお前だけやから」
「え?」
すばるくんがボソッと呟いた言葉に
聞き返すと、半分ヤケで叫んだ
「嫌いなんて嘘やから。」
そう言い残して、
すばるくんは中へ戻って行った。
「なんなのっっ!」
君だけ嫌いになれない。
勝手に目で追っちゃうんだ。
胸が締め付けられて苦しかったり
笑顔を見ると鼓動が早まったり、
それってもう…。
( 特別なのは君だけ ) END