第7章 関ジャニ∞:横山裕
「大倉、忠義。やんな?」
「…あ、おん。せやで」
横山くんが大倉に、
一歩近づく。
そして
いつもはしない真剣な目つきで
「ちゃんは、
いずれ俺のもんになるんやから。
勝手にお前の特別にせんでくれへん」
そう言い放つと
私の腕を掴む
「行こ。」
「…えっ。横山くっ…!」
前を走る横山くんの背中
前にも似たような体験をして
切なくなる自分の心
「絶対に!」
「へ?」
突然、走りながら話し出す彼
「元カレより、好きにさせる!!」
「…う、ん?」
「だからさ!」
立ち止まった場所は、
誰もいない屋上。
柔らかい風が吹き抜ける
「俺じゃ、あかんかな」
「…っ」
不意打ちは、ずるい。
( 新しい出会いに ) END
「有無は言わせへん」
「…え。聞く意味」
「一応、義務的な意味で」
「意味不明だから」
「もー。辛いなあ…」
「なんで?幸せにしてあげようか」
「…どなして。」
「…ふふ。横山くんの彼女になる」
「へー……は?!ほんま!?」
「幸せになった?」
「うん!なった!!!」
「じゃあ別れよ」
「…不幸になったし」
「嘘だよー。(反応が面白い)」