第2章 嵐:大野智
休日は基本的に引きこもりな私。
一歩も外に出なければ、
そのまま家で1日を過ごす。
「」
だらだらとテレビを見ていたら、
双子の兄、潤くんが
リビングにオシャレな服でやって来た
なんだい、デート?
「これから友達来るんだけど
リビング、借りてい?」
「部屋じゃダメなの?」
「……部屋でいいけど
と共有してんだろ」
「……………あ、」
はあ、と明らかに
飽きれている潤くんを睨む
大体、部屋を別個にしようって
言ったのに嫌って言ったの潤くんだから!
このシスコンめ!!!
「それと、紹介しときたいんだけど」
「い、いいよ…、
男の子苦手だし」
「だめ、絶対。」
聞く意味だろ、本当に!