第6章 嵐:松本潤
室内に戻れば、
突き刺さる視線
俺は平気だけど、は
まだ慣れるはずもなくて。
ぎゅっと俺の腕を掴む。
「怖いなら教室に居ればよかったのに」
「いいの。潤くんと一緒で。」
気、遣ってんのかな。
ジロジロ見てくる奴らに
睨みをきかせ、
教室に入る。
「友達とか、いいのか」
「なにが?」
とぼけるに、
ドクドクする鼓動
「友達と、いなくて」
「平気だよ、だって」
チラッとこちらを見るが
「潤くんの事、見た目で判断して
悪口言う人たちと友達しても
何も楽しくないじゃない
潤くんは良い人なのにさ〜。」
えへへ、と
照れたように笑う
「本当の友達だって
ちゃんと居るからいいのっ!」
ふふ、と笑う彼女に
「……よかった」
傍にいる理由に、
特別な感情があるじゃんかね、って
ちょっと浮かれてしまった。
( 気になるから ) END