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Ifの物語。

第5章 嵐:二宮和也







夜9時、



リハーサルからすぐ本番なんて



予想外の事が起きて、
一度も楽屋へ寄れなかったから



が心配だったのに






ガチャ





「あ、おかえり!」





イヤホンを片耳外して微笑む。




「待ってて、くれたの?」

「うん、待ってたよ」




ふにゃっと微笑むの笑みに




安心して俺も笑った。





「なに聴いてたの?」


「二宮くんのソロ曲だよ」



嬉しそうに歌詞を口ずさむ





「あ、そうだ。」





ペットボトルを手に取り、

キャップを外しながら
マネージャーに頼んだ事を伝える





「社長に、交際してる事を話そう」



「…え?」





やっぱり目をまん丸にして
びっくりしてる



「は弱音吐かないから
なるべく時間を作ってやるには、
やっぱりの事を知ってもらわなきゃ
大事な人を犠牲にしてまで
守る仕事なんか一つもないでしょ」


ね?と微笑むと、



予想通り泣き出す。







心配なのは、君が壊れて


俺のそばから離れないかってことさ。



























( 心配なのは ) END








「思ったより被害はなかったね」
「…思ったより、てこれで?少ないって?」
「二宮くん。目が怖いよ」
「も、なんか心配して損した気分」
「えーー。」
「社長だってさ、簡単に了承するし」
「知ってたんじゃない」
「えっ!!」
「冗談だよ、ほら、ご飯できたよ」
「…うん、(冗談に聞こえない…)」




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