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Ifの物語。

第5章 嵐:二宮和也






ドスドスとわざと足音立てて、



私の隣に座るカズくん。




「急に、なんで。」



「分かんないの?」






いい機会だから、
不満も言ってみることにした





「ゲームばかりだし
私が居ても居なくても、別にさ。
関係ないじゃん、違う?」


ゲーマーなのは、前から認知してるけどね


「…そんなの!
付き合う前からそうでしたよ!」



焦って反論するカズくん。





「それは、"友達"だった時。
今は彼氏と彼女でしょ。
だったら友達に戻る?私達」



そう言うと、


じわじわ涙目になり
カズくんが抱きついてきた





「…いやです、別れたくない!」




「ゲームは?」


「…せめて2時間で終わる」

「デートしてるときは?」



「…なるべくしない」






だからっ、






と顔を上げるカズくんに
にこ、と微笑む







「別れる気なんてないよ
試してみただけだよ」






「…んもっ、焦った!」


「カズくんが悪いよ」






あー楽しかった、って





立ち上がるとカズくんが
私の腕をバッと掴む






「…どこ行くの、」



「どこ、って。飲み物…」



「…ほんと?
さっきの嘘とか言わないですよね」


「言わないよ。」





なんか、





「ねえ!早く戻って来て!」


「ゆっくり飲ませてよ…」









めんどくさい。





















( 別れ話してみた ) END







「翔くんと食事なんだけ…」
「だめ。俺抜きはだめ」
「前は良いって言ったのに」
「…だめ。浮気が心配です」
「…さっきは嘘ってば」
「だめーーっ。」
「フランス料理なのに」
「俺が連れてくから!!」
「えー。」
「しつこいね。ダメです」
「けち。」



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