第5章 嵐:二宮和也
ーー二宮side
おせぇな、なんて
イライラして探すことにした
自販機で買うだけだろ?
何を手間取るんだよ
「ニノなんてやめて俺にしちゃえばいいのに」
照れる。
優しく笑う相葉さん
なんで。
告白なんてされてんだよ!
「…えっと、」
「だめだ!!」
思わず出ていた言葉。
あれ、なにやってんの俺?
「二宮くん…?」
「は俺だけ見てればいいんだよ」
好きだからしてしまうトゲある行動
モヤモヤしちゃうヤキモチも、
たぶん…、君のせいなんだって
前々から、自覚してた。
( 振り向かせる方法 ) END
「作戦成功だね、相葉くん!」
「え?…」(本気だったのにな)
「なに、からかってたの?」(フラれてやんの)
「ち、違うよ!振り向かせる方法!」
「…は?」(意味がわからないよ)
「やっぱニノやめときなよ」(これマジだよ気づいて)
「黙れあいばか」(はやらねぇっつの)
「火花が散ってるけど、どうしたの」