第4章 嵐:相葉雅紀
玄関まで迎えに行き、
楽屋方面に連れていると、
「ごめんね、怒ってるよね」
って、控えめに言う。
「なんでよ。怒る要素、ないじゃん」
と笑いながら言うと
よかった、と微笑んだ。
「嬉しいんだから」
「え?」
「…来てくれて、
本当は嬉しすぎるの!」
君との交際がバレたのは、
写真を撮られてしまった事
ニュースでも流れてしまったし、
モザイクあったが、も
会社で大変だったみたいだし
社長にも認めてもらえて。
やっと落ち着いたのに。
「ねえ。」
突然、立ち止まったことに
驚いたのかが目を丸くする
「、好きだよ」
「……うっ、ど、え、あ、」
いきなりの愛の言葉に
焦る。
「不安なんだ。本当は。」
手を握る。
独りで泣いてないかな?
寂しくてご飯も食べれてないんじゃ。
愛想尽きて浮気してるかも。
そればかりが頭に浮かんでは、
その不安すらも口にできなくて。
君に対しての不安だけは、
どうにもつきそうになくて
「相葉くん。」
「うん?」
「私はね、他のメンバーに会っても
絶対に、相葉くんだけが好きだよ」
ああ。
なんだよー、って。
悟られてる自分の不安に、
急に顔が熱くなった。
( 君に対しての不安 ) END
「あの人ら、またやってる」
「見苦しいよ、嫉妬は。」
「違いますぅ!!」
「やーだ、略奪とか昼ドラじゃん!」
「しないって!!」
「…落ち着け、他にもいい人いるし」
「Jまでそんなことをっ……」
実はニノは、の事が
2人がくっつく以前から
ずーーっと、好きだった。