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Ifの物語。
第4章 嵐:相葉雅紀
アイドル業をしていたら、
いくらでも言葉がこぼれて
君をドキドキさせられるのにさ。
いざ目の前にしたら、
「……あ、」
声が詰まっちゃって。
「ふふ、」
笑われちゃうのが落ち。
本当は、君が思ってる事や
感じてる事も分かってる
先日の、君が泣いたことも。
「……おーい?聞こえてますかあ」
目の前で手を振られ、
ハッと我に返った
ニノが飽きれた様子で、
廊下を指した。
「挨拶来てんのに、
無視したらダメでしょ。」
もうっ、と少し笑いつつ
ニノは俺の頭を叩いた。
……軽く。
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