第4章 嵐:相葉雅紀
「じゃ、書類出してくる」
数冊とも数えられるような束の
数十枚のプリントを抱え、
生徒会長の櫻井先輩は
生徒会室から出て行った。
「ふぁあ〜、つっかれたぁー」
副生徒会長の大野先輩は、
机にバタッと突っ伏した
「やっと終わったね」
「生徒会を雑用と思ってる。絶対」
疲れすぎてイライラしてる、
二宮くんが眉間にシワを寄せてる。
「…思ってるのはあんたらだろ!」
散らかった生徒会室を片付けていた私は
そう二宮くんに怒鳴りつけた。
櫻井先輩が居ないといつもこう。
「、お茶」
「…自分で、」
「俺、まだ全体の精算終わってねーし
早く、お茶。ついで来いよ雑用」
こわい。
「…はい。ぜひ。」
ここでのボス、って
松本くんなんじゃないのか。