第4章 嵐:相葉雅紀
相葉くんがよしよしと
頭を撫でる。
「相葉くん、私は、
相葉くんが好きだよ。」
「…うん。僕もだよ。」
と笑う。
「でもっ…、
不安になるの。
ヤキモチしちゃって、イライラして
思ってもないこと言うのっ…
好きだって知ってるのに…」
「そんなの、僕もだよ?
僕の知らない君がいて、
もしかしたら知らない笑顔がある
僕が彼氏で良いのかなって思う時もある
今日、収録中はずっとだけ見てた」
キュッと握る手
震えていた手が、止まり
涙も自然と止まっていた
「僕は、が好きなんだよ?」
当たり前の幸せなんてない
相葉くんが隣にいることで、
感じる幸せはとてつもなく大きくって
だからそれ以上に不安になっちゃうんだ
「もう、可愛いなぁ。」
「…ばか」
( 当たり前の幸せなんて ) END
「お取り込み中すみません、通っていいっすか」
「に、に、にににに、二宮さんっ!?」
「あ、おいらもいるよ」
「なんで居るの?」(冷静な相葉くん)
「小道具探してたんです」
「そしたらバカップルがイチャつきに来るし」
「あ、あ、相葉くんっ!!」
「ふふ、大丈夫。お付き合いメンバー公認だから」
「…え?」
(( 可愛いから取られないか
心配でバラしちゃったの秘密 ))