第2章 プロローグ
その後、護廷十三隊は大きく変化していった。
それぞれいなくなった隊長や副隊長の穴を埋めるべく、
次々と新組織が出来上がっていた。
そして、それは五番隊でも同じことだった。
藍染副隊長は五番隊隊長となった。
藍染隊長は私に何度も副隊長の話を持ちかけてきたが断り続けているうちに諦めたようで、五番隊副隊長は市丸ギンとなった。
さらに私は自らの意思で五番隊から十三番隊へと移隊を申し出た。
藍染隊長はしばらく反対したが、許可を出してくれた。
総隊長と浮竹隊長ははじめから賛成してくれていたので、移隊決定後はすぐに移ることになった。
その時、藍染隊長は私に一言、こう言ったのだ。
「私の傍から離れたことを君はそのうち後悔するよ。」
その言葉を受け、私は五番隊隊舎をあとにした。