第6章 アクマ討伐
空中に槍を7本造り出す。
その全てをアクマに向けて放った。
バーン!!
一気に2体倒す。
次の槍を造り出すと、
ラビの大きな【鉄槌】が残りの
3体をなぎはらった。
「リラン、すげぇさ!
けっこー戦えるんだな!!」
ー やっぱり馬鹿にされてる気がするっ
「ラビ、頭下げて!!」
槍を放つ。
反射的に頭を下げたラビの
頭すれすれを飛び、
その背後に現れたアクマを破壊した。
真っ青になったラビが
飛び上がった。
「リランこぇーさ!!
アレンくらいこぇー!!」
「ラビ、集中してよっ
ほら、アクマがまた来た!!!!」
ラビの叫びを無視して
怒鳴る。
今度は10体...いや、12体いた。
「火判!!」
気を取り直したらしい
ラビの声と共に大きな火柱が
空へ伸びる。
ー あれ...まるで蛇みたい。
炎に呑まれたアクマを尻目に
さっと視線を走らせる。
ー あと6体!
槍を6本造り出し、それぞれに放つ。
手を真っ直ぐアクマ達のいる
方向へ伸ばした。
バーン!!!!!!
「リラン!!!!
危ねぇ、後ろ!!!!」
ラビが叫んだ。
ー 後ろ!?反撃は間に合わない!
目の前にアクマの弾丸が迫る。
でも、私は落ち着いて呟いた。
「壁よ」